当事者意識の欠如が引き起こす問題
Mirrorsです。
前回の記事では、綺麗事だけを語ることの無意味さに加え、当事者意識の欠如によって綺麗事が生まれるという記事を書きました。
今回は、予告していた通り、当事者意識の欠如により引き起こされる問題について、
考察していきたいと思います。
社会の中で生活していると、色々な問題や課題にぶち当たります。自分に直接影響を及
ぼす内容のものもあれば、間接的に影響があるもの、自分の周りに関係する事、或いは
全く関係がないものなど、とにかく多くの問題や課題に触れることになります。
自分に直接影響がある場合は、自分自身が当事者となる為、ほとんどの人がある程度は
真剣に考え、問題解決に取り組むのでは無いでしょうか?
しかし、間接的に関わってくる問題や、自分の周りの人に影響する事柄については、
自らにダイレクトで影響を及ぼすことが無い為、曖昧な発言や消極的な対応に終始した
り、当たり障りの無い綺麗事で済ますケースが非常に多く見受けられます。
また、誰かのせいにすることで、自分が責任を負わないように問題から逃げるような恥
ずかしい人間すら存在しており、相手のことを考えれない人間が増えています。
=(当事者意識の欠如)
場末の居酒屋で繰り広げられる会社批判などはこの典型で、ただ上層部への文句を言う
だけで、具体的にどうしていけばいいのか?会社を良くするには何が必要か?という肝
心な部分は置き去りになってしまい、そもそも自分がその会社の一員であるという意識
が消えてしまっています。
自分が当事者であれば、自分の為に全力を尽くすのは当然で、これだけでは、二流。
(自分のことですらまともに決められない人や真剣になれない人は、まずそこから改善し
ていきましょう。)
それに加えて、自分の周りの人が抱える問題や所属している会社や組織の問題を当事者
意識を持ち、自分に置き換えて考え、全力で取り組める人間が一流。
かつて、幕末の時代には、多くの志士一人一人が、国を守る為に立ち上がり、
自らの命を懸けて国に変革をもたらしました。彼らは、国の一大事に対して、まさしく
当事者意識を持って活動していたのです。
今、そういう心意気を持って活動している政治家は果たして何人いるでしょうか?
勤めている会社において、自分が会社を変えるんだとか自分が引っ張っていくんだとい
う気持ちで仕事に取り組んでいる人はどれぐらいいるでしょうか?
自分の家族や友人が抱える問題を理解し、当事者意識を持って親身に対応できる人は、
どれ程いるでしょうか?
口だけ番長では、誰からも評価されないし、信頼されることもありませんので、日々の
生活の中で、如何に言葉だけでなく行動と結果で示せるかを常に考えていく必要があり
ます。大小あらゆる問題に対して自分ならどうするか?どう解決していくか?を自問し
ていくことで、少しずつ意識は改善出来るので、些細な事からでも良いので是非、実践
してみてはいかがでしょうか。